2012年01月17日

老人介護の問題

有料老人ホーム
皆さんは「老人ホーム」と聞くとどんなイメージをもたれていますか?
まだまだ暗いイメージをお持ちの方も少なくないのではないかと思います。
しかし、数多くの老人ホームを見学して、
心のそこでは「ああいうところに入ったら終わりだ。」
と思っていた方が、何百件ものホームを見学するうちに、
中には素晴らしいホームがあるという見方に変わったようです。


そして、「在宅介護を続けることにより、家族同士が介護疲れもあって憎しみあったり、
喧嘩になったりするのであれば、素晴らしい老人ホームに入居した方がいいのではないか?」
と思うようなったようです。

私も自分の親がかなりの痴呆症状で徘徊癖があり、近所に大変迷惑をかけたり、
何回も警察に保護されています。
そういった高齢者を介護する身としては、色々な意味で非常に大変です。
しかし、一番の問題はやはり現実問題として、金銭的負担が大きいということではないでしょうか?

しかし、色々な介護の方法の中からの選択肢の一つとして、金銭的になんとかなるのであれば、
老人ホームという選択肢を無条件で削除してしまうのは、非常にもったいないことだと思います。  
ここに、老人の為の施設を挙げてみました、からだの状態によって色々ありますのでご参考にしてくださいませ。

リハビリ・認知症ケアを目的としたホーム
<老人保健施設>
通称「老健」とも呼ばれているホームです。
病院から自宅、病院から老人ホームに移るためにリハビリを行うことを
目的としており、通常は入居期間が3ヶ月に制限されています。
・活用方法
病院に入院後、継続的な医療行為とリハビリが必要となった際に、
また、長期の在宅介護の中でショートスティ先として利用することができます。

<グループホーム>
「認知症高齢者対応型住宅」とも呼ばれていて、認知(痴呆)症のある高齢者が、
ケアスタッフや他の入居者との共同生活をすることにより、
症状の軽減をはかることを目的としたホームです。
・活用方法
認知症を発症しているが身体介護はそこまで必要でないという状態の時に
グループホームのケアは認知症状の維持や時には減退に有効です。
しかし、グループホームはあくまでも共同生活をする場なので、
入居後、ホテルのように何でもホームのスタッフがやってくれる、
という意識では、サービスを有効に活用できないでしょう。
また、入居後、重度の身体介護が必要になった際に退居を迫られることも
少なくありませんので、
事前にどのような状態になったら退居となるのかをホームへ確認しておくことが必要不可欠です。
注意点
病院を退院後、老人保健施設を転々とされる方が少なくないようです。
そういった実例をみると、状態がどんどん悪化していく傾向にあります。
そのような場合は、低額な民間ホームや特養ホームを検討するなど、
落ち着いて入居できる場所の確保をした方がよいのではないでしょうか。

軽度介護サービスを受けられる施設
<ケアハウス>
比較的低価格で入居できる、自立した高齢者の方を対象としたホームです。
自立されている方が対象となるため、介護が必要となると退居する必要があります。
・活用方法
今はまだ元気だが、一人で自宅で生活するのは不安で、子供との同居が難しい、
子供に迷惑をかけたくないといという際に利用できるホームです。
注意点
上述したとおり、自立した高齢者が対象となるため、
介護保険サービスを利用する際にも自身で契約を行える状態でなければ退居を迫られることがあります。
退居条件はホームによって異なるため、入居前にしっかり確認したうえで入居を検討する必要があるでしょう。
また、絶対数が少ないため、ケアハウスを入居希望される方は早めにホーム探しをした方がよいと思います。

<高齢者住宅>
主に民間企業が運営しており、高齢者向けに建物の構造がバリアフリー対応している集合住宅です。
介護サービスは併設されている訪問介護サービス事業所から提供されます。
軽度の介護が必要な方向けのホームです。
・活用方法
今はまだ重度介護が必要ではなく、自分の身の回りのことができるので、
老人ホームに入居するほど重度ではない。
でも一人暮らしをするには広過ぎる段差ばかりの自宅を完全バリアフリーにするより、
何かあった際に誰かが駆けつけてくれる、バリアフリーの住宅へ引っ越すといった利用ができるタイプのホームです。
注意点
こちらのタイプのホームも、入居後どのような状態になったら退居となるのかの確認が必要です。
また、高齢者住宅であっても重度介護者を入居対象としているホームもありますので、
見学前に平均介護度などを質問して無駄足を防いでおくことが必要です。

重度介護サービスを受けられる施設
<特別養護老人ホーム>
通称「特養」とも呼ばれているホームです。
建設する際に国・自治体の補助金が出ているため、入居費用が安価に設定されております。
ただ、入居のための待機者が数多く存在し、入居申請してから数年の待機期間が必要です。
・活用方法
年金収入程度の利用料金で重度介護サービスが受けられるホームです。
また、ショートスティ枠を持っているホームもあり、
冠婚葬祭などの臨時・在宅介護の骨休めなどの定期的なスティ先としても利用できます。
注意点
上述のとおり公的ホームであるため、低額な利用料金で入居できますが、
入居までに数年の待機期間が必要となります。
また、多くのホームが相部屋での生活となりますので、
個室を希望の際は個室型の特養や民間の有料老人ホームへの入居を検討することをお勧めします。

<有料老人ホーム>
民間企業が運営しているホームで、入居費用・入居対象者は各ホームによって様々です。
入居時に支払う入居金の価格は二極化してきており、
数千万円のホームと 500万円前後のホームが多くなっております。
入居対象者は「65歳以上で要介護認定を受けている方」
「60歳以上で自立生活を送れる方」など、ホームによって異なります。
・活用方法
元気なうちから安心した終の棲家として、少し高額な料金を支払っても個室で質の高い介護を受けたい、
病院を追い出されて緊急に入居ホームを探している、
特別養護老人ホーム(後ほど解説)の待機施設として、定期的・突発的なショートスティ先としてなど、
あらゆる活用方法があります。
注意点
高額な入居一時金を支払って入居をするため、かなり慎重にホーム選びをすることが必要です。
中には悪徳業者がおり、事前の説明と実際のサービスがずれていたり、
さまざまな理由をつけて入居早々に退居を迫るホームもあります。

<療養型病床郡>
病院での長期療養が必要な方が対象で、病院の一区画に設置されていることが多く、
医療サービスと共に介護・生活支援サービスが提供されています。(※2012年度までに全廃となります)
・活用方法
24時間吸引が必要、人工呼吸器を常時着用など、常時医療サービスを必要をする方が利用できます。
医療依存度の高い在宅介護をされている方を対象に、ショートスティを実施しているホームもあるようです。
注意点
病院の一角に位置することが多いため、長期生活するのには最適な場所ではないでしょう。
医療サービスが充実しているという理由だけでこちらのホームを選ぶのは避けた方がいいのかもしれません。
また、2012年には全廃が決定しているため、制度の方向性を見据えながら入居を検討していただくことも必要です。

まだまだ介護業界は未発達であるため、
ホーム選びをする方にとっては、ホームの分類が非常にわかりにくい状況です。
法律上での分類と実際にホームが果たしている役割が一致していないことが多々ありますので、
実際にお選びになる際は十分にお気をつけ下さい。
老人ホームを知ることで在宅介護をするにあたっても心の余裕ができれば、
お金にはかえられないものがあるのではないでしょうか。


相談は無料ですから、安心してお問い合わせをどうぞ。
全国有料老人ホーム【オアシス相談室】











posted by 老人介護施設 at 19:53 | 老人介護について